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渡航前の情報
電話番号:03-3202-1012(直通)
注意事項:診療時間 予約方法 予防接種を受ける方へのご案内
診療時間
| 渡航前健康診断 | 9時~10時30分 |
| 予防接種・渡航相談 (黄熱ワクチン含む) |
8時40分~11時30分 13時20分~15時30分 |
予約方法
受診には事前の予約が必要となります。受診に関する予約、問い合わせ等は上記の方法でお願いいたします。
- 当クリニックでは、渡航医学および感染症診療の専門訓練を受けた医師が担当し、相談者それぞれに合わせた予防計画をご提案致します。
- 相談料として2,910円(税抜)を、ご相談いただく各事案の初回受診時にのみいただくことを、予めご了承ください。
その他、提供させていただくサービス(ワクチン接種、検査、証明書作成、診察料<受診のみの場合>等)に応じて、追加の費用が必要となります。 - 既定の書式で健康診断書又は留学関連書類の作成等を希望される方は、事前に当クリニックでの対応が可能かどうかを確認するためフォーム等の関連書類を送付いただくことがあります。
最終的に実施する検査や書類作成等については、診療や相談の上、受診者のご依頼に基づき決定させていただきます。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。 - お子様を含めたご家族で受診される際には、事前に、母子手帳等の過去の予防接種記録が分かる書類のコピーをお送りください。
書類の送り先は下記をご利用ください。
FAX : 03-3207-1038
E-mail: travel@jihs.go.jp (@を全角から半角に変更してご利用ください)
予防接種を受ける方へ
予防接種を受けることで、感染症にかからないようにするために、または感染症の重症化や合併症を防ぐために、あらかじめ病原体から体を守るもの(抗体)を作っておいて免疫力を高めるという効果があります。
トラベルクリニックでは海外渡航者の方々を主な対象として、渡航先、渡航期間、現地の生活環境に応じて推奨される予防相談に基づくワクチンの予防接種を行っています。
- 適切なワクチンを接種していただくために、過去に受けた予防接種の情報が重要となります。受診時には母子健康手帳など、過去に受けた予防接種が確認できる文書をご持参ください。
帯同されるお子様を含む、ご家族の受診による予防接種も相談に応じます。特に、お子様の予防接種相談は、受診前に母子手帳の予防接種の欄を送付していただくようお願いしております。 - 必要な回数の予防接種を完了するため、また予防接種の効果をより確実なものにするため、できるだけ渡航まで1ヶ月以上の猶予期間を持って受診してください。
- 留学などで必要となる英文予防接種証明書の作成も行っています。複数回の予防接種が必要となったり、抗体検査結果の確認が必要となることがあるため、出発まで余裕をもって受診してください。
- 予防接種は自費診療となります。各ワクチンの価格については、予防接種の価格のページをご参照ください。
- ワクチン製剤は一度開封すると使用できなくなり廃棄せざるを得ないため、接種準備開始後のキャンセルはお受けできず、その場合は費用をご負担いただくことになりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
- 当院で接種されたワクチンについては、予防接種記録(Immunization Record)をお渡しいたします。紛失された場合は、再発行手数料として500円(税込)を頂戴いたします。
予防接種当日の注意事項
接種前
- 母子手帳などワクチン接種の記録がある場合はご持参ください。
- 37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には、予防接種を受けることができません。
- 接種日から次の接種までの間隔をご確認ください。原則として生ワクチン接種後は4週間(中27日)以上、不活化ワク チン接種後は1週間(中6日)以上です。
接種後
- 接種後15~30分は、体調変化の観察をお願いします。
帰宅後
- シャワーや入浴は可能です(長風呂は避けましょう)。
- 適度な飲酒は差し支えありません。激しい運動は避けてください。
- 1週間以内に接種部位が赤くなったり、痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に改善します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当センターにご連絡ください。
予診票・問診表
来院後、健康診断の受診前には予診票を、予防接種相談の前には問診票を記入していただきます。不明な情報等がないか事前に内容をご確認ください。
必要なものをダウンロードしてご使用ください。
健康診断 予診票
予防接種 問診票
取り扱いワクチン
予防接種価格
新しいワクチンが採用されたり価格が変更になる際には随時価格表を更新いたします。
学生価格を適応するには、学生証をご持参下さい。対象は定期券等で「学割」が発行できる、文科省による正規の課程に在学している学生です。
未承認ワクチン
日本国内で利用可能なワクチンは、製造販売業者からの承認申請に基づき承認を得て流通しているワクチンと国内での製造販売承認を得ていない未承認ワクチンがあります。
輸入(国内未承認)ワクチンとは、すでに海外で安全性・有効性が証明され、承認・流通されているが、日本では申請に基づく承認がされていないワクチンのことをいいます。未承認ワクチンを必要とする方のために、国内の薬監証明制度を利用して医師による個人輸入という方法でワクチンを提供することが可能となっています。
当クリニックでは、海外渡航者に対して最善の医療を提供するため、国内の未承認ワクチンについても、海外渡航前に予防しておくことが推奨される疾患で国内に代替可能な承認ワクチンがない製剤について、欧州または米国で既に安全性・有効性が認められ、広く普及している製剤に限り、薬監証明制度を用いて接種の機会を提供しています。
国内未承認ワクチンを使用した場合、接種後に重篤な副反応が起こった場合にも公的な保障制度はありませんが、民間企業による自社補償制度が適用となっていることがあります。また当クリニックで採用している未承認ワクチンは、国外で多数の接種実績があり、重篤な副反応が起こることは極めて稀です。
上記を踏まえ、滞在目的や期間に応じた渡航先のリスク、ワクチンの安全性や効果、承認ワクチンとの制度の違いなどについて事前に説明を行い、ご理解とご納得をいただいた上で未承認ワクチンを使用しています。もし、不明な点がございましたら外来担当医師におたずねください。
現在、使用している国内における未承認の輸入ワクチンは以下の通りです。
- 麻疹・風疹・ムンプス(MMR) 三種混合ワクチン
- 血清型B 髄膜炎菌結合(コンジュゲート)ワクチン
- 10歳以降の追加接種用DPTワクチン(Tdap)
- A型肝炎ウイルスワクチン
- 狂犬病ワクチン
健康診断・健康診断書
日本では、労働安全衛生法66条に基づき、事業者が労働者を6ヶ月以上海外に派遣する際に、派遣するときと帰国後国内業務につくときに、医師による健康診断を実施することが義務付けられています。
最近では先進国だけでなく、医療事情の厳しい発展途上国に赴任される方も多くみられます。日本とは異なる気候、風土、医療事情等の環境下で長期にわたり働く方や、そのご家族の方の健康管理は非常に重要な問題です。
渡航先や目的により要求される健康診断の検査項目が異なりますので、あらかじめ検査項目をご自身で確認の上、ご予約をお取りください。検査項目に不明な点があれば、要求される診断書様式のコピーをお送りください。
健康診断を受けられる方へ
原則的に月~金曜日の午前中にご予約をお取りいただいております。もしこの時間にご都合がつかない場合は、その旨をお伝えください。当日の健康診断は診察および検査のみで終了となり、受診から1週間後以降に、再受診していただき結果を説明の上、作成した診断書結果をお渡しします。なお、実費による郵送や電子ファイルでの受け取りも行っております。
診察と検査の終了後にご希望があれば、予防接種や感染症情報の相談を実施いたします。当日の申し出でも対応できますが、予約されている受診者の方が優先となるため、できるだけ事前に相談の予約を取るようにしてください。
健康診断は全て自費診療となりますので、あらかじめご了承ください。
英文診断書
海外渡航の際に、国によっては英文の診断書が必要な場合があります。
下記に該当する方は、事前の英文での診断書作成をご検討ください。
- 長期滞在や永住する場合に必要な健康診断書
- 入国の際に必要な証明書(感染症にかかっていないことの証明書など)
- 留学の際に必要な証明書(予防接種証明書、抗体検査証明書など)
- 慢性疾患をお持ちの方
- 過去に大きな病気をされた方
- 高齢者の方
- 治療目的で渡航される方
- 薬剤や医療器具を持って行かれる方など
世界で広く使われている英語による診断書は、機内や渡航先で予期しない事態が生じたときや現地で医療機関にかかるときに、ご自身の健康状態を通訳してもらう重要な存在となります。現在治療を受けられている方は、原則的としてご自身の主治医や、かかりつけ医に発行をご相談ください。ただし、何らかの事情で主治医やかかりつけ医による英文診断書の発行が困難な場合には相談に応じます。
ご予約の際に、必要な英文診断書の内容をお知らせください。すでに診断書の様式等をお持ちの場合には、事前にお送りください。
予防接種証明書をご希望の方
受診時に母子手帳など、過去の予防接種歴が証明できるものをご持参ください。記録がない場合、必要に応じて、抗体検査や要求されている予防接種を受けていただくこともあります。
診断書等の書類作成及び受け取り方法について
原則として、診断書の作成に5営業日(通常、1週間)の期間をいただいています。
お急ぎの場合等については、個別で担当する医師に対応をご確認ください。
受け取り方法については下記からお選びいただきます
- 来院による受取り
- 郵送による受取り
- 事前にゆうパックを購入いただき<院内で購入可能>
- 郵送先住所を記入していただくなどの手続きが必要となります
- 診断書の郵送手続きを取ったにかかわらず、2週間以上診断書が郵送されてい来ない場合には、詳細を確認させていただきますので、お電話かメールにて、ご連絡いただきますようお願いします。
- 指定のアプリケーション(CLINICSアプリ)を通じての電子ファイルでの受け取り
- 事前にアプリケーションの登録が必要となります
- クレジットカードの登録が手続きが必要となります
- 原則として、後日、原本についても郵送する対応となります(原本不要の場合には、お申し出ください)
CLINICSアプリでの受取方法の説明資料(日本語)
CLINICSアプリでの受取方法の説明資料(英語)
渡航前の準備・相談
渡航前の情報収集 Seek information and consultation
旅行前には渡航先の治安や医療事情、感染症情報などを収集し、不安な点があればトラベルクリニックを受診して相談しましょう。
お役立ち資料・リンク集のページも参照ください。
予防接種の検討・相談 Ask about special vaccines
当クリニックでは海外渡航前に推奨されるほぼ全てのワクチンを取り扱っています。渡航先、渡航期間、現地での行動形態によって推奨される予防接種が異なってきます。また複数の予防接種を受ける場合はある程度の日数が必要となりますので、できるだけ出発1ヶ月以上前には相談を受けるようにしましょう。
感染症予防対策 Take precaution against infectious diseases
衛生状態の悪い国や熱帯地方などへ渡航される方は注意が必要です。予防対策は感染経路に関する知識が重要です。蚊などの昆虫にさされないように虫よけの使用を心がけましょう。
【受診者配布資料】虫よけ
企業・学校の海外派遣担当の方へ:事前の情報提供をしましょう
出発前に準備すること、現地での注意、帰国後の体調不良への対応など、渡航先や現地での行動計画にあわせて派遣者が必要な情報を学べるよう支援を検討ください。企業や学校などからの一般的な相談に対しては、クリニックでの相談対応(セカンドオピニオン外来枠)と、外部講師として対応があります(個別の渡航者への相談は、別途、本人の受診が必要です)。クリニック長の氏家医師までお問い合わせください。
03-3202-7181(代表電話)
持病がある方へのアドバイス
現在、持病をお持ちの方で海外渡航をされる方は、長期、短期の渡航期間にかかわらず、出かける前に必ずかかりつけの医療機関を受診し、渡航中における病気の管理や、緊急時の処置などについて確認しておきましょう。
長時間のフライトはそれだけで体に大きな負担がかかります。海外滞在中は食事や運動などの生活習慣の変化、疲労やストレスなどから体調を崩してしまうリスクが高まります。現地での医療システムの違い、言葉の障壁などから、日本と同じように医療機関にかかることが難しい場合もあります。
持病の悪化などに備えて、必要な準備を渡航前から確認しておきましょう。特に現在内服中のお薬がある方は、その薬の内容(商品名ではなく成分名)が書かれた英文診断書を携帯することをお勧めします。
糖尿病
出発前に
- 合併症をお持ちの方でも、病態が安定していることが重要なことです。
- 感染症にかかりやすくなることもあるので、予防接種などの予防策を積極的に検討しましょう。
- 管理と治療に必要なものは、チェックリストを作っておくと良いでしょう。
- 医薬品は多めに持参し、必ず手荷物の中に入れます。 緊急時に備えて、日本糖尿病協会の企画による英文カード(Diabetic Data Book)を携帯すると便利です。
日本糖尿病協会のサイトをご参照ください。
*医薬品の持ち込みについては、搭乗する航空会社により規定が異なるので事前に確認するようにしましょう。
- インスリン治療中の場合は、英文のインスリン携帯証明書があると、手荷物カウンターなどでのトラブルを回避できます。
- 機内では食事の配膳が一定しないので、インスリンは食事30分前ではなく直前に注射するようにします。
海外滞在中
- 外食が多くなるので、しっかりと自己管理しましょう。
- 車を利用することが多くなるので、適度な運動を心掛けるようにします。
- 主治医とよく相談し、現地での生活環境に合った治療計画を立ててもらうようにしましょう。
高血圧
出発前に
- 自分の血圧がだいたいどのくらいなのかを毎日測定し、記録をしておくと環境の変化での変動が把握できます。
- 合併症をお持ちの方は、事前に航空機搭乗に適しているかどうか、主治医に確認が必要です。
- 医薬品は多めに持参し、必ず手荷物の中に入れます。
*医薬品の持ち込みについては、搭乗する航空会社により規定が異なるので事前に確認するようにしましょう。
海外滞在中
- 内服薬のある方は、滞在中でもしっかりと継続してください。
- 外食が多くなるので、塩分の取りすぎには十分ご注意ください。
- 携帯用の血圧計をお持ちの方は、毎日血圧自己測定を行うと良いでしょう。
- 主治医とよく相談し、現地での生活環境に合った治療計画を立ててもらうようにしましょう。
気管支喘息
出発前に
- 環境の変化などにより発作が誘発される場合に備え、普段使用している吸入薬を用意します。現在内服をしていない方でも、発作時の薬は持って行かれた方が安心です。
- 機内では脱水により発作が誘発されるおそれがあるため、病態に応じて、吸入薬を手元に置き、水分をこまめに補給します。
- 最近、発作を起こした方は、事前に航空機搭乗に適しているかどうか、主治医に確認しましょう。
海外滞在中
- 緊急時に備え、受診できる医療機関を確認しておきましょう。
慢性腎不全
出発前に
- かかりつけの医療機関を受診して、主治医とよく相談をします。
- 医療サポート機関や、海外での透析日程を組み込んだツアーを企画している旅行会社などと連絡をとり、早めに予定を立てます。
- 英文診断書、英文情報提供書などの書類を用意します。
- 滞在中に血液透析が必要となる場合は、渡航地の透析施設を確保しておきます。
- 携帯式腹膜透析の場合は、携行品を確認しておきます。特に、渡航先に合った電源コンセントやアダプターは忘れがちです。
海外滞在中
- 日替わりで宿泊先が変わるより、同一都市に連泊するようなスケジュールの方がゆとりをもって旅行ができます。
マラリアの予防内服
マラリアはアフリカなどの流行地でハマダラ蚊に刺されることで発症することのある感染症です。
マラリアの流行地に出かける前には、そのリスクと予防について学ぶ
ことが大切です。
もっとも大事なことは、蚊にさされないよう対策をすること、そして次に大事なのが予防内服の検討です。
マラリアには4種類あり、
- 熱帯熱マラリア
- 三日熱マラリア
- 四日熱マラリア
- 卵形マラリア
があります。
このうち発症後に無治療でいると短期間で重症化し、時には死に至ることもある種類のマラリアは「熱帯熱マラリア」です。一般的に日本人はマラリアの免疫がないため、流行地の住民と比べて重篤な病態になりやすく、特に高齢者や小児では注意が必要です。
このため、熱帯熱マラリアのリスクのある地域に渡航予定の方に、は感染のリスクに応じ、一般的な蚊の対策に加えて、抗マラリア薬の予防内服をご検討いただいています。
予防内服を検討する状況の例
- 熱帯熱マラリアの高度流行地(通常は、サハラ以南アフリカなど)に滞在する。
- マラリア発症後に適切な医療対応が期待できない地域に滞在する。
- 渡航期間が長期間となる。(滞在が長期間となる程、感染のリスクは累積されます。また、熱帯熱マラリアの通常の潜伏期は最短7日程度のため、短期間の滞在では現地でマラリアを発症するリスクは低くなります)
服用するにあたって
抗マラリア薬の予防内服を行っている場合でもあっても、その予防効果は100パーセントではないこと、予防内服を行うことによる副作用のリスクがあることなどにもご理解をいただく必要があります。また、選択する抗マラリア薬によって服用方法、副作用のリスク、費用なども異なります。そのため、予防相談時に予防内服を行うメリットとデメリットについて詳しくお話させていただきます。
予防内服は自費診療となります。
海外に渡航する数週間前から内服を開始する必要のある抗マラリア薬もあるため、出発までに十分な時間的余裕を持ってご相談にお越しください。
